« ふかふかの米づくり | トップページ | 日本人のソウルフードですね (今日のテーマ) »

2009年6月18日 (木)

薬ネット販売規制問題は終わっていない

薬ネット販売規制改革会議

 厚生労働省が強行したインターネットでの薬販売の禁止だが、まだ話は終わっていない。今は、何社かが裁判を起こしており、今でも公開討論が行われている。

 一般のテレビニュースでは、今回の薬事法改正で、インターネット・通販の薬販売が出来なくなるというデメリットをあまり表に出していない。どちらかというと、利点の方をアピールしていた。平日の18時、22時~23時の民放のニュースでは、示し合わせたのではないかと言うぐらいに。利点として上げられていたのは、コンビニで薬が買えるようになること、セルフメディケーションが発達して医療費が抑えられること、等だ。

 薬事法改正の効果?は、現れている。例えば、水虫薬ウィンダム。数多くの水虫薬が第2類医薬品であるのに対して、ウィンダムは第1類医薬品だ。多分やるだろうなぁと思った通り、第1類医薬品であることを強調したウィンダムのCMが出てきた。普通の人の感覚だと、「第1類医薬品の方が効く」というイメージがあるので、それを利用したCMだ。現実は違う。第1類、第2類の分類は、危険度の分類だ。第1類の方が危険度が高く、取り扱いに注意がいる。もちろん、リスクがある分、効果も期待できるだろうが、効果を保証する物ではない。人によっては、第2類の水虫薬の方が効くという人もいるだろう。それこそ、「薬剤師と相談した結果、ウィンダムとは違う薬をおすすめする」という事も起きる訳だ。

 基本的に市販薬は長い間使われてきた成分で作られており、医者が処方する薬としては何世代も前の枯れた成分なのだ。だから、かなり安全性が確保されているはず。だから何でもかんでもインターネット・通販の禁止は「科学的根拠」がない。
 だが、薬剤師が必ず介する第1類に分類することで、今までよりもリスクの高い薬が市販薬として販売できる可能性があるということだ。例えば、鎮痛・抗炎症・解熱剤として使われているロキソニンのOTC医薬品などはどうだろうか?ロキソニンは、鎮痛剤として、医師・歯科医で結構頻繁に処方される薬だ。既にジェネリック品も出ている。バファリン等が効かない人でも効果がある便利な薬である。ただ、胃腸に悪影響を及ぼす可能性があり、胃腸薬などと一緒に処方されたりもする。副作用もゼロではない。だから、薬剤師が説明をすることが保証されるようにすれば、市販薬として、販売可能にすることも出来るのではないだろうか。そうすれば、ロキソニンだけが欲しくて医者に通う必要がなくなる。

 そう考えると、消費者にとって良いバランスなのは、
・第2類・第3類は、どんな売り方をしてもOK
・第1類は薬剤師が必ず説明する
・少々危険性の高い薬でも第1類として市販薬化する
ぐらいだろうか。

|

« ふかふかの米づくり | トップページ | 日本人のソウルフードですね (今日のテーマ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/516746/45373489

この記事へのトラックバック一覧です: 薬ネット販売規制問題は終わっていない:

« ふかふかの米づくり | トップページ | 日本人のソウルフードですね (今日のテーマ) »